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「北斗の拳」攻略法知ってる人だけ儲かるの?
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私立陵南高校3年、副キャプテンである池上。

湘北高校のマネージャーである「彩子」に苗字が
ナィのと同様に、池上には名前がナィ。

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ァタシが甥っ子に出した条件とは……
補助輪無しで自転車に乗れるようになること。
何の捻りもナィ、いたって簡単な条件である。

その条件を満たすべく、甥っ子はァタシの元へ
一人で修行にやって来たのだ。

例の自転車を引き下げて。

その日の午後、ァタシは甥っ子の師匠と化した。
しかし、甥っ子からは乗れる気配が一向に感じられない。
運動音痴レベルの高さに、正直驚きを隠せない。

運動に関しては、抜群に要領が良かったァタシから見ると
この甥っ子の運動音痴さは、異生物に近かった。

そんなこんなで、一日目の修行を終えた師匠と弟子。
疲労感を微塵に見せぬ甥っ子は、ぉ風呂で存分に暴れ
晩御飯を食した末、20時には深い眠りに就いていた。

隣で添い寝をしていたァタシも、甥っ子の後を追うように
いつの間にか眠りに落ちていた。

そして……

草木も眠る丑三つ時、ァタシはふと目を覚ました。

何か、ただならぬ違和感を感じたのだ。
その違和感が何なのか、分かる術もない。

いつもと何ら変わらない寝室では、隣で甥が寝てる。
お世辞にも「天使」とは言い難い寝顔ではあるが、
規則正しい小さな寝息を立てながら眠る様は、まるで
夢の中では華麗に自転車を漕いでいるかのよぅだ。
そぅ思うと途端に微笑ましい気持ちになるから不思議だ。

ァタシの取り越し苦労か…。
と、再び眠りに就こうとした、その時だった。

ァタシは聴覚を刺激する何かを確かに感じ取った。


「・・・・・・・・あン・・・・・・・・ン・・・」


……ッ!!!!!!!


呼吸と心音を抑制しながら、聴覚を最大限に研ぎ澄ませる。



「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」



「・・・・・・・・ぁンッ  ・・・・・・・・・」




「・・・・・ぁあ・・・・ン・・・・・・・ン・・・」



自分自身の呼吸と鼓動が早くなるのとほぼ同時に、
脳裏には在らぬ妄想が掻き立てられている事に気づいた。
それは、ァタシの心を惹きつけて離そうとしない。

数秒間、その考えを頭の中で転がした後、
ァタシは首を左右に大きく振った。
たった今、生じた妄想を必死に振り払おうとしたのだ。

今日に限って、甥っ子が来て居ると言うのに……。

そぅ思った瞬間、ァタシは事の重大さを感じ取り
もの凄い勢いで布団から立ち上がった。

甥っ子を起こさぬよう細心の注意を払いながら
パジャマの上にパーカーをいい加減に羽織った。
そして、ただひたすらに急ぎ足で玄関へと走ったのだ。

防犯の為の二重ロックもこの時ばかりは、鬱陶しく思われたが
扉を開けた時の強烈な寒さによって、それは瞬時に消え去っていた。

ァタシは声の主を探るべく、自分の耳が導くまま
吸い寄せられるよぅして階段の踊り場に目を向けた。


「・・・・・・・・・・・ぁンッ・・・・」



「・・・ク・・・・あ・・・・ン・・・」


体が動かなかった。

音と刺激がァタシを刺し貫いて、珍種を標本にするかの如く
この場に固定されているンぢゃなかろうかと思える程に。

その音は騒音に掻き消されるでもなく、
静寂な夜が澄み渡る中で、一直線にァタシの耳へと木霊する。
しかし、その声がァタシの耳にはっきりと届いた瞬間
遊離しかけていたァタシの意識は寸での所で繋ぎ留まった。

「・・・・・・あン・・・・・・・・ン・・・」



「ボ・・・・・・・・・・・・・・マ・・・・・」




「・・・・ク・・・・ン・・・・・マン・・・・」





「ボク………あんッ………ン………」





「ぼく アンパンマン!」




接触不良なのだろう。
そこには小さな戸田恵子を搭載した、例の自転車が
こちらを向いて静かに佇んでいた。

針が飛びまくる傷付いたレコードのよぅに
何とも歯抜けで間抜けな声に、ァタシは殺意を覚えた。

昭和の家電を取り扱うかの如く、ヤツの背中・わき腹を
ブッ叩いてみるも、平成生まれの自転車は手強いらしい。

動じる様子など微塵も感じられず、未だ自己紹介を
止めようとしないアンとパンの頭がない、ただの男。

ァタシは近隣へ音が漏れるのを恐れ、着ていたパーカーで
ヤツを覆った後、家へと戻り工具箱を漁った。

ドライバーやモンキーが整然と並んでる中に、
ゴム製・木製・鉄製の3本のトンカチが目に入る。
ァタシは迷わず鉄製のトンカチを手にし、再び外に出た。

そして、アンパンマンの急所らしき電池パック目掛け
一気にハンマーを振り下ろした。

幸いパーカーを被せておいたお陰で、プラスティックの
破壊音は闇に木霊することなく、鈍い音を発しながら
電池といっしょに無残に砕け散った。

ァタシの戦いは終わったが、アンパンマンの原形を
寸分も留めていない自転車を見つめながら思う。

明日、甥っ子に何て言い訳をしようか……。

B級映画のワンシーンの如く、右手にトンカチを持ったまま
やり場のない憤りと、すっかり覚醒してしまった意識を抱え
ァタシは独り、夜の中に間抜けに取り残されていた。






この池上君。苗字がナィにも関わらず最後の最後に
桜木・三井には「5番」と背番号で呼ばれてしまうという
なんとも哀れなヤツである。

っと言うか、この彼。

回を増すごとに日に日に目と眉毛の間が
狭まっていったよぅに思うのはァタシだけだろうか?

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